部署紹介
(検査部)
検査部管理主体
臨床検査は、病気の診断や予防、治療効果の判定に欠かせません。血液や尿、便といった患者さんの検体を測定する検体検査と、患者さんの体に直接機器を装着して生体活動を測定する生理検査があります。
これらの臨床検査を担当する部署が検査部です。生化学・免疫血清検査室、血液検査室、輸血検査室(輸血細胞治療部)、細菌・遺伝子検査室、生理機能検査室、受付外注部門、採血部門で構成されています。
それぞれの検査を実施するために、専門分析装置や計測機器を駆使し、正確な検査成績を迅速に提供できるようスタッフ一同で日夜努めています。
詳細は、以下の各検査室、部門の項をご覧ください。また、検査項目の詳細や実施中の臨床研究については以下のリンクをご参照ください。
検査部管理主体メンバー
井上克枝(部長)、髙野勝弘(副部長)、大石沙織(助教)、横森良平(臨床助教)、風間文智(技師長・副部長)、副技師長3名
事務局
秘書 1名
認定資格取得者一覧
生化学・免疫血清検査室
臨床化学検査は、血液(血清、血漿)、尿等の生体より採取された試料をもとに、主として生化学的な手法を駆使して、酵素、脂質、電解質、微量元素を測定しています。血清検査は、ホルモン、腫瘍マーカー、血漿蛋白、感染症検査(ウイルス抗原・抗体検査)、自己抗体関連検査、細胞性免疫検査など、免疫学的検査を行っています。また、幹細胞採取時のCD34陽性細胞数の測定も行っています。共に、全自動迅速分析装置を導入して迅速化、検査精度の向上に努め、疾病の診断、薬物の適切な投与、治療の効果および予後の推定に客観的な情報としての検査データを提供しています。迅速検査検体の検査結果は、採血から1時間以内に報告されています。
院内チーム医療への参画
- 栄養サポートチーム…血清アルブミン値を提供し、ラウンドにも参加
- 肝疾患コーディネーター
血液検査室
血液検査室では、血算、末梢血液像、凝固・線溶系、骨髄像の検査を実施しています。血算については、迅速検査システムにより採血から1時間以内に検査結果が報告されています。患者さんからの骨髄液採取時には、一部臨床検査技師がサポートしています。
認定事項
- 骨髄検査技師制度指定施設(一般社団法人日本検査血液学会)
細菌・遺伝子検査室
細菌検査室に提出される喀痰や尿や便、血液などの検体から細菌を検出し、その菌が何の菌なのか、どのような薬が有効なのか検査を行っています。そして、その結果から感染症の診断や抗生剤による治療方針が決定されます。遺伝子検査では、肝炎ウイルス、クラミジア、淋菌、SARS-COV-2など、病原体遺伝子検査を行っています。さらに、病院内の多剤耐性緑膿菌やMRSAなどの薬剤耐性菌の発生、動向を常に把握し、院内感染対策のため、遺伝子検査を駆使したデータの提供も行っています。
院内チーム医療への参画
- 感染制御部:感染制御委員会、感染制御チーム、抗菌薬適正使用支援チーム
- 栄養管理部職員ノロウイルス検査
生理機能検査室
心電図検査、呼吸機能検査、脳波検査、神経伝導検査、筋電図検査などを行い、心臓や肺、神経や筋肉など機能評価を行っています。また、超音波検査では、腹部、心臓、体表、血管などの画像診断を行っています。
院内チーム医療への参画
- 脳死判定委員会
- 研修医のための超音波検査ハンズオンセミナー、プチエコー研修会を開催
受付外注部門
検体の受付や仕分け、前処理を行います。またそれらに関する質問やご要望もうかがいます。検査部検体検査部門の“笑顔”として、診療のお役に立てれば幸いです。
採血室
看護部と検査部が協力して、外来患者さんの採血を担当しています。全ての患者様の採血待ち時間を20分以下を目指します。
【検査案内】
検体検査
一次サンプル採取マニュアル
生理検査
スーパーローテーター
一致団結!風通しの良い検査部を作るため、オールラウンドの実力をつけるため、最初の1年は1か月ごとに各検査室を回ります。
(c)2008-2020 山梨大学大学院 総合研究部医学域 臨床検査医学講座